2026 UCI パラサイクリング ロード ワールドカップ 第1戦

日程:3月19日(木)~3月22日(日)

場所:タイ・チェンマイ

3月19日(木)

個人タイムトライアル MC2(16.7㎞、13名出走)

出場:川本 翔大

ロード・ワールドカップ第一戦に出場した日本代表の初戦は、MC2 川本 翔大選手。個人タイムトライアルに臨んだ川本選手は、先月開催されたロード・アジア選手権でタイムトライアル、ロードレース共に金メダルを獲得し、勢いに乗っていました。

アジアチャンピオンとしての自信を武器に臨んだ今大会。序盤から終始ペースの乱れない安定した走りを披露した川本選手は、見事1位でフィニッシュしました。2位の選手に約30秒ほどの差をつけて優勝した川本選手は、今年3つ目の金メダルを獲得しました。

順位 名前 国名 タイム
1位 川本 翔大 日本 24:36,27
2位 PAPANGELIS Nikolaos ギリシャ 25:07,01
3位 DE OLIVEIRA HERLING Victor Luise ブラジル 26:37,69

リザルト:2026 ロードWC第1戦 個人TT MC2

また、この日はWC3 個人タイムトライアルも実施(16.7㎞、5名出走)。個人参加で出走した杉浦 佳子選手(総合メディカル株式会社/TEAM EMMA Cycling)が力を見せ、優勝を飾りました。

パリパラリンピック以来の国際大会出場となった杉浦選手でしたが、安定した実力を発揮し、ライバルの王 小梅選手(中国)に競り勝ち、金メダルを獲得する活躍を見せました。

順位 名前 国名 タイム
1位 杉浦 佳子 日本 26:47,32
2位 王 小梅 中国 26:52,74
3位 WHITMORE Jamie アメリカ 28:36,03

リザルト:2026 ロードWC第1戦 個人TT WC3

3月20日(金)

個人タイムトライアル MH2(8.34㎞、5名出走)

出場:官野 一彦

MH2の個人タイムトライアルには、官野 一彦選手が出走。官野選手もまた、先月のロード・アジア選手権で二冠を達成し、好調を見せる選手です。世界各地の選手が集うワールドカップでも成績を残すべく、スタートを切りました。

ワールドカップ、世界選手権でも常連のアミット・ハスダイ選手(イスラエル)が出場する今大会。しかし、1位を獲得したのは昨年のワールドカップで個人参加で出場していた、ジェレミー・ヴァン・トレス選手(アメリカ)でした。

昨年よりはるかに力をつける新しい選手が活躍する中、官野選手は力強く食らいつき、3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得し、自身初となるワールドカップでの表彰台を経験しました。

順位 名前 国名 タイム
1位 VAN TRESS Jeremy アメリカ 17:49,60
2位 HASDAI Amit イスラエル 18:02,74
3位 官野 一彦 日本 19:27,13

リザルト:2026 ロードWC第1戦 個人TT MH2

個人タイムトライアル MT2(8.34㎞、11名出走)

出場:福井 万葉

個人タイムトライアルの締めくくりはMT2 福井 万葉選手。二日連続でメダル獲得しているチームの勢いを追い風に好成績を目指し、レースに挑みました。

ロード・アジア選手権ではタイムトライアル、ロードレースともにタイトルを防衛した福井選手は、着実に自信と実力を身に付け、今大会に臨みました。

世界選手権では上位常連のウォルフガンク・シュタインビヒラー選手(オーストリア)やデニス・コナーズ選手(アメリカ)、そして台頭する中国代表など強豪ひしめく苦しいレースのなかで力を尽くした福井選手。

表彰台こそ届きませんでしたが、6位入賞を果たしました。

順位 名前 国名 タイム
1位 STEINBICHLER Wolfgang オーストリア 14:10,19
2位 CONNORS Dennis アメリカ 15:40,10
3位 LURONG Duji 中国 16:05,25
6位 福井 万葉 日本 17:21,13

リザルト:2026 ロードWC第1戦 個人TT MT2

3月21日(土)

ロードレース MC2(50㎞、15名出走)

出場:川本 翔大

大会3日目からはロードレース。ここまで金メダルを連続して獲得している川本選手は、ロードレースでも好調の波に乗る走りを見せました。

スタートと同時に、ギリシャのニコラオス・パパンゲリス選手とともに飛び出した川本選手。レース序盤より攻撃的な走りを見せ、さらに追走との距離を離していきます。

ロード・トラック共に入賞経験を多数持つパパンゲリス選手もやがて追従することができなくなり、単騎駆けとなった川本選手は3周目時点で1分半ほどのタイムギャップを生み出しました。

その後、なおもペースを落とすことがなかった川本選手は、さらにタイム差を作る盤石の走りでフィニッシュまで独走。最終周回には後続との差を5分ほどに広げ、1位でフィニッシュしました。

川本選手は今年に入り、早くも4つ目の金メダルを獲得。続くヨーロッパでのワールドカップに向けて、期待が高まる結果となりました。

順位 名前 国名 タイム
1位 川本 翔大 日本 1:23:12
2位 PAPANGELIS, Nikolaos ギリシャ 1:28:30
3位 LUTZ, Quirin スイス 1:31:09

リザルト:2026 ロードWC第1戦 ロードレース MC2

そして、同日開催のWC3クラスのロードレース(50㎞、5名出走)では杉浦 佳子選手が奮戦。少人数でのレースとなった中、序盤より先頭で積極的にレースを作った杉浦選手。

レースは終盤、アメリカのジェイミー・ホイットモア選手、中国の王 小梅選手、そして杉浦選手の三名に絞られた集団での勝負となりました。

最終周回のフィニッシュラインを目前にアタックを掛けた杉浦選手。これまでローテーションを回してきたアメリカのジェイミー選手に距離を付けると、勝負はこれまで数々の国際大会でメダルを争ってきた中国の王選手との一騎打ちに。

最後までアグレッシブに仕掛けた杉浦選手でしたが、力を残した王選手が先着し、僅差での2位でフィニッシュ。銀メダルを獲得し、今大会二つ目のメダルを手にしました。

順位 名前 国名 タイム
1位 王 小梅 中国 1:36:04
2位  SUGIURA, Keiko 日本 1:36:04
3位 WHITMORE, Jamie アメリカ 1:36:22

リザルト:2026 ロードWC第1戦 ロードレース WC3

3月22日(日)

ロードレース MH2(33.4㎞、4名出走)

出場:官野 一彦

大会最終日。タイムトライアルで銅メダルを獲得した官野 一彦選手は、ロードレースでも表彰台を目指し力走しました。

レースは序盤よりイスラエルのハスダイ選手がハイスピードな展開を作り、次々に後続選手が距離を付けられていきます。官野選手、そしてタイムトライアルで優勝したジェレミー選手も、強烈な加速についていくことが難しいハードなレースとなりました。

ハスダイ選手、ジェレミー選手から離れ単独で追走した官野選手。周回遅れとはなりましたが、粘り強く走り続け、再びの3位入賞で銅メダルを獲得しました。世界との差はまだありますが、それでも着実にステップアップしています。

順位 名前 国名 タイム
1位 HASDAI, Amit イスラエル 1:18:47
2位 VAN TRESS, Jeremy アメリカ 1:34:22
3位 官野 一彦 日本 -1 LAP

リザルト:2026 ロードWC第1戦 ロードレース MH2

個人タイムトライアル MT2(33.4㎞、9名出走)

出場:福井 万葉

ロードワールドカップ第1戦の最後はMT2 ロードレース。ここまでメダルラッシュが続く日本代表に続きたい福井選手は、序盤より強烈な牽引を見せるシュタインビヒラー選手、コナーズ選手に懸命に食らいつきます。

しかし、世界選手権での表彰台経験者の力はすさまじく、周回ごとに距離を付けられる福井選手。それでも、単独走で我慢の走りを続け、6位入賞を果たしました。

順位 名前 国名 タイム
1位 STEINBICHLER Wolfgang オーストリア 1:07:23
2位 CONNORS Dennis アメリカ 1:11:08
3位 LURONG Duji 中国 1:12:23
6位 福井 万葉 日本 1:19:29

リザルト:2026 ロードWC第1戦 ロードレース MT2

今大会で日本代表が獲得したメダルは3つ。そのうち2つは金メダルと、これから始まるロード・ワールドカップの連戦に向けてよい走り出しとなりました。

一方で、国際大会の常連である欧州勢の参加が多くなるヨーロッパでの大会は、今大会よりさらにハードになることは必至。これからさらに力をつけ、世界の強豪に果敢に挑んでいきます。

引き続き、選手に応援の追い風を送っていただけると嬉しく思います。

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