2025 UCI パラサイクリング トラック世界選手権 リザルト
2025 UCI パラサイクリング トラック世界選手権
日程:10月16日(木)~10月19日(日)
場所:ブラジル・リオデジャネイロ
10月16日(木)
10㎞スクラッチ MC2(15名出走)
出場:川本 翔大

トラック世界選手権に単独で出場した日本代表の川本翔大選手の初戦は、15名で争うスクラッチレース。
スクラッチはトラック競技場で行われるロードレース。目まぐるしく駆け引きとインターバルが続くレースで、一番でフィニッシュラインを通過すれば勝利となるシンプルなルールです。
川本選手は序盤から、最有力候補のアレクサンドル・レオテ選手(フランス)をマークして、その動きに反応し続けます。

レース前のインタビューでは、「自分で展開を作って勝ちたい」と語っていた川本選手。その言葉通り、先頭に陣取りレースを展開する事に注力しました。
途中で開いたギャップはギリシャのパパンゲリス選手とともに埋め、20周回ほど粘り続けます。しかし、レオテ選手の苛烈なアタックについに距離をつけられ、ついに周回遅れに。4位で初戦を終えました。
| 順位 | 名前 | 国名 |
| 1位 | Alexandre LEAUTE | フランス |
| 2位 | Hidde BUUR | オランダ |
| 3位 | Matthew ROBERTSON | イギリス |
| 4位 | 川本 翔大 | 日本 |
リザルト
10月17日(金)
スプリント MC2(15名出走)
出場:川本 翔大

二日目、川本選手はスプリント種目に出走。初の参戦となる種目で不安もあると語っていた川本選手は、まず予選である200mフライングスタートに臨みます。
上位9名が準決勝へと進める予選を15人中の5位でフィニッシュした川本選手は、続く準決勝に挑みました。
準決勝は、ブール選手(オランダ)、ルイスハビエル選手(スペイン)と対戦。各ヒートで1位となった選手が決勝に進む権利を手にします。

序盤は早駆けするルイスハビエル選手と、その背中にぴたりと張り付くブール選手。川本選手はブール選手に続いて最後尾から追う形。
徐々にケイデンスを上げる川本選手は、最終周回でルイスハビエル選手を追い抜き、ブール選手の背中にに迫ります。
しかし今大会好調のブール選手の爆発力に届かず、準決勝敗退でレースを終えました。
リザルト:予選
| 順位 | 名前 | 国名 | タイム |
| 1位 | Alexandre LEAUTE | フランス | 11.336 |
| 2位 | Hidde BUUR | オランダ | 11.488 |
| 3位 | Matthew ROBERTSON | イギリス | 11.643 |
| 5位 | 川本 翔大 | 日本 | 11.750 |
リザルト:決勝
| 順位 | 名前 | 国名 | タイム |
| 1位 | Hidde BUUR | オランダ | 12.077 |
| 2位 | Gordon ALLAN | オーストラリア | |
| 3位 | Alexandre LEAUTE | フランス |
10月18日(土)
1㎞タイムトライアル MC2(15名出走)
出場:川本 翔大

3日目は1kmタイムトライアル。
まずは決勝への進出をかけた予選に挑んだ川本選手。上位6名に入ることが決勝進出の条件となる予選には、15名の選手が出走しました。
川本選手は安定した走りを見せ、4位でフィニッシュし、決勝への切符を掴みました。

続く決勝は、3番目の出走。国内での合宿では、オリンピックのナショナルチームともトレーニングを重ね、スピードとパワーを磨いた川本選手。鍛え上げた全身を使い、パワフルにペダルを回します。
惜しくも表彰台には届かず4位でのフィニッシュとなりましたが、今大会3つ目の入賞を手にしました。
リザルト:予選
| 順位 | 名前 | 国名 | タイム |
| 1位 | Alexandre LEAUTE | フランス | 1:08.231 |
| 2位 | Gordon ALLAN | オーストラリア | 1:10.313 |
| 3位 | Hidde BUUR | オランダ | 1:10.662 |
| 4位 | 川本 翔大 | 日本 | 1:11.016 |
リザルト:決勝
| 順位 | 名前 | 国名 | タイム |
| 1位 | Alexandre LEAUTE | フランス | 1:09.003 |
| 2位 | Hidde BUUR | オランダ | 1:10.348 |
| 3位 | Gordon ALLAN | オーストラリア | 1:10.905 |
| 4位 | 川本 翔大 | 日本 | 1:11.436 |
10月19日(日)
エリミネーション MC2(15名出走)
出場:川本 翔大

最終日。川本選手は大会の締めくくりに、今大会より採用された種目であるエリミネーションに出場しました。
エリミネーションは2周回ごとに集団の最後尾から脱落していく、生き残りをかけたサバイバルレースです。
初の種目への不安もある中、オリンピックのナショナルチームと練習したことで体力的に自信をつけていた川本選手。不安と期待の面持ちでスタートを切りました。

レースは中盤、落車でニュートラルになるなど緊張が高まる展開。
そんな中でも川本選手は集団の中ほどに留まり力をセーブし、除外周回の際のみ前に出て除外を回避する冷静な走りをみせます。
終盤、集団に残る片足の選手は川本選手のみとなります。ペースアップをはかる集団に対して、後方に位置を下げた川本選手。
しかし、ここから脅威の粘り強さを見せます。息を吹き返し、集団後方から追い上げていきます。

根気強く耐えの走りをみせ、残るのはレオテ選手(フランス)、ブール選手(オランダ)、ロバートソン選手(イギリス)、そして単身で日の丸を背負う川本選手。
レオテ選手とブール選手が前方で集団を作り、それをロバートソン選手と川本選手の集団が追う形。表彰台に上がるため、力を尽く二名の選手。
白熱の競り合いの結果、表彰台に上がる権利を得たのは、僅差で生き残った川本選手でした。

「楽しんで、チャンスを逃さずにアルカンシエルを狙う」と語っていた川本選手。
その言葉通り、表彰台を確定させたあとも、不死鳥のように勢いを取り戻すと、再び前方2名の後方に追いつき食らいつくタフネスと勝利に貪欲な走りを見せました。
直後の周回で惜しくも遅れをとり除外となりましたが、我慢の走りで3位に入賞。大会最終日にして、今シーズン初の表彰台、そして悲願のメダルを手にしました。
| 順位 | 名前 | 国名 |
| 1位 | Alexandre LEAUTE | フランス |
| 2位 | Hidde BUUR | オランダ |
| 3位 | 川本 翔大 | 日本 |